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防災≪設備基本編≫
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

防災≪設備基本編≫
別のコラムで、新築戸建ての耐震性に関する基本対策をご紹介しましたが、
今回は有事の際に役立つ≪設備≫をご紹介します。
倒れない・壊れない家だったとしても、ライフラインが断たれてしまっては不便になります。
そこを補う≪設備≫です。
【太陽光発電】
屋根に太陽光パネルを設置して、太陽光を電力エネルギーに
変換して確保します。省エネ目的で導入なさる方が多いですが、
蓄電池があれば、有時(停電時)の際に役に立ちます。
【蓄電池】
太陽光パネルから、または電力会社から購入した電力エネルギーを貯蔵する設備です。太陽光発電とセットで導入しますと、
補助金も増えて初期費用として落ち着きますのでオススメです。有事(停電)の際の使用でも大いに役立ちますが、
日常時は、夜間や日照の少ない日にも役立ちます。
【エコキュート】
少ない電力で大気の熱を集め、その熱を使用するヒートポンプ給湯器です。
一般の給湯器に比べて1/3の消費電力で済むため、省エネ利用で導入している方も多いです。
有事の際は、設備の構造上つねにお湯の張った状態なので、生活用水として使用できます。
【雨水貯留タンク】
雨樋から流れる雨水を貯めておく設備です。有事には生活用水として使用できます。
近年では浄水設備の付いたものもあり、飲み水確保にもなります。
【電動シャッター(又は雨戸)】
災害による衝撃で割れた窓ガラスや、風雨が室内に吹き込むのを防ぎます。
または火災時には延焼を防ぎます。日常時は防犯・防音効果もあります。
上記5つは、ライフラインが断たれてからの数日間を凌ぐためにとても有効です。
その他に、日用品や非常食、飲み水を備蓄しておくための
収納(パントリーなど)の設置、家具の固定も大切な要素です。
これらは有事の際にとても有効的な設備です。日頃からの準備は、保険のような意味合いもあり、後回しにしてしまいがちです。
生活の中で時々思い出したように、少しでも気にかけるだけでも変わります。是非ときどき思い出してください。
