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2025.08.15
コラム

生活動線

生活動線

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

生活動線

 

生活空間における日常の移動経路を「生活動線」と言います。
生活動線がいかに合理的に設計されているかで、住まいの快適性は左右します。

≪家事動線≫
まず、生活の基盤ともいえる「家事」を行う際の移動経路、「家事動線」を考えましょう。
炊事、洗濯、掃除 他、と家事は様々にあります。
キッチンとダイニングをひと続きに配置し、合わせて収納もその動線上に置き、ランドリースペースと
浴室・洗面・トイレといった水回りをひと所にまとめ、併せて物干し場やクローゼットと結べば、
家事がストレスなくスムーズに行えます。

≪収納動線≫
快適性は、収納計画にも関わってきます。家事動線の中に、
パントリー、サニタリー、クローゼット、シューズクロークなどを配置すれば、
動作に無駄がなくなり、より効率的になります。

家族が居ればそれぞれの動線も考えます。
それぞれが朝起きて活動をはじめるまでの動線、それぞれが家に帰りくつろぐまでの動線も考えましょう。
何より、ご高齢の方、小さなお子さま、赤ちゃんが居ましたら、最優先に考えましょう。

≪回遊動線≫
合理的で快適な生活動線の考え方を記してきましたが、
最後に回遊動線を紹介します。
たとえば、「玄関 →クローゼット → 洗面所 → キッチン →リビング → 玄関」のような、家の中をぐるりと回れ、

逆にも回れ、さらに他にもルートがあるような、行止まりのない、

複数のルートを設けることで家族同士が動きやすくなります。
うまく取り入れることが出来たら快適性はさらに向上します。

住まいは、見た目だけでなく「使いやすさ」が求められる時代です。
生活動線の工夫は、日々の暮らしの質を支える基本設計のひとつ。
設計段階からしっかりと計画することで、将来にわたって快適な住環境を実現できます。