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2025.08.27
コラム

家族の住まいを照らす照明計画

家族の住まいを照らす照明計画

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

家族の住まいを照らす照明計画

 

家づくりを考えるとき、間取りや収納、キッチンの配置などは
よく話題になりますが、
意外と見落とされがちなのが「照明計画」です。

照明は空間の印象や居心地のよさを大きく左右する、
とても大事な存在です。
明るさはもちろん、光の色や広がり方によって、
同じ部屋でもまったく違う表情を見せてくれます。

■ 照明を考えるときの基本のポイントは3つ
・明るさ(必要な光量)
・光の色(白っぽい昼白色か、やわらかい電球色か)
・光の広がり方(全体を照らすか、部分的に照らすか)

この3つを空間の目的にあわせて組み合わせていくことが、居心地のいい部屋づくりのポイントになります。

■ 部屋ごとの「照明の考え方」を見てみましょう
・リビング
家族がくつろぐリビングでは、“明るさ”よりも“雰囲気”を大切に。
天井のダウンライトだけでなく、間接照明やフロアランプを取り入れてみましょう。

壁や天井にやわらかい影が生まれ、空間に奥行きが感じられるようになります。

・キッチン・ダイニング
ダイニングでは、料理や器をきれいに見せてくれる電球色がおすすめ。
ペンダントライトを食卓の真上に下げれば、それだけで食卓がぐっと印象的になります。

キッチンでは「手元の明るさ」が大事ですが、
無機質になりすぎないよう、照明のデザインや光の色にも気を配ると温もりのある空間になります。

・洗面・トイレ
小さな空間こそ、照明の工夫で“特別感”を出せます。
洗面所では、顔に影ができにくい縦型の照明や、間接照明つきのミラーなどが人気です。
トイレでは、ほんのりとした灯りにすることで、まるでホテルのような落ち着いた空間になります。

■ 照明はあとから変えられる楽しみも
家を建てたあとでも、照明は自由に変えることができます。

・フロアライトを加えて雰囲気を演出
・ブラケットライトで壁にアクセントをつける
・四季にあわせて、電球色を変える

そんな楽しみ方ができるのも、照明の魅力です。

暮らしの「居心地」は、光によって大きく変わります。
間取りや内装と同じように、照明も“計画”することが、心地よい暮らしをつくる第一歩になります。

ぜひ、家族の時間がよりあたたかくなる照明を、住まいに取り入れてみてください。