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2025.09.05
コラム

収納 ≪基本解説編≫

収納 ≪基本解説編≫

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

収納
≪基本解説編≫

「どんな家にしようかなぁ」
理想の住まいを考えたとき、まず思うのは
デザインや間取りですが、快適な暮らしには快適な空間が必要で、
それには綿密な【収納計画】が欠かせません。
住む人の趣味趣向により荷物の量には違いがあります。
まずは荷物の量を把握し、荷物の種類、頻度、使い所などで
分類分けしましょう。そしておおよそ間取りを敷いて、
動線とともに必要な収納の配置を考えましょう。

【ファミリークローゼット(ウォークイン(スルー)クローゼット)】
主に家族全員の荷物(主に衣類全般)を収納します。
脱衣・ランドリールームに隣接して配置すれば、
家事の効率も上がります。家族の荷物をひとつの場所に集約し、
他の空間がすっきりします。扉を付けるか(ウォークイン)、
動線上に置くか(ウォークスルー)の選択はありますが、
どちらにしても、使用頻度の高い重要な収納になります。

【小屋裏収納(またはロフト)】
季節家電・大荷物など、頻繁に使わない物を収納するのに最適です。
屋根裏のデッドスペースの有効活用にもなります。また、
ロフト仕様にして、小窓を設け、採光・通風を確保し、
書斎やワークスペース、寝室とすれば、居住スペース兼収納となります。

【シューズクローク(ウォークイン(スルー)クローゼット)】
玄関に隣接し、靴だけではなく、外出時や屋外で使用する物など
(アウトドア用品・スポーツ用品・ベビーカー・雨具・帽子)、玄関付近に必要な収納。

【パントリー】
食品や調理器具をしまうキッチン専用の収納。
(他に、食器、日用品、非常食、水など)を収納し、キッチンの調理スペースを広く確保できます。
・ウォークイン型(キッチンの一部に小部屋として設けるタイプ)
・壁面収納型(キッチンの壁に奥行の浅い収納棚を取付けるタイプ)

【階段下収納】
デッドスペースになりがちな階段下も工夫次第で収納になります。
高さはありませんが、掃除用具や様々なストックをまとめて収納できます。

上記、主な種類の収納を簡潔に説明いたしました。(他にも様々種類があります。)
動線を考慮して、キッチンやリビング、玄関など、

日常的に使用頻度の高い場所へ、アクセスしやすい収納を考えましょう。

収納が多くなるとスペースの余裕から、「まだ置けるから」
との気持ちで、不要の物ばかりを貯め込んでしまう
といったことになり得ます。そうならないよう、
収納を便利でありがたい存在として、しかしそれに頼らず、
快適に活用できるよう心掛けましょう。