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吹き抜け ≪冷暖房編≫
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

吹き抜け
≪冷暖房編≫
「吹き抜けのある家っていいなぁ」
家づくりを考えていなくても、そう思ったことのある人は
沢山いるかと思います。しかし漠然とそう思ったとしても…、
いざ家づくりをはじめると、わからないことも沢山あります。ネガティブな面も思い当たります。
設計段階でただ吹き抜けを設けただけですと、様々な好ましくない事例があります。
・2階の間取りに制限がある ・冷暖房の効率の悪さ
・伝わりやすい音とにおい ・耐震性能
・メンテナンスがしにくい高所設備(窓や照明、シーリングファン)
など
今回はその中から【冷暖房】に関してお話しします。
吹き抜けを考えているのであれば、初期費用を増やし、万全の設計を考えましょう。
まず、吹き抜けには煙突効果があり、暖かい空気は上昇して
上部に設置した窓から換気が行われ、風通しが良くなり、
快適な空間を保ちます。(吹き抜けに大きな窓を設置すると、
より一層風通しが良くなります。)そして家全体の温度を快適に保つ
【全館空調】は吹き抜けとの相性抜群です。
併せて【高気密・高断熱】の設計を採用しますと、光熱費を抑えること(省エネ効果)ができます。
夏場のエアコンの使用時間自体が減少したケースもあります。
≪【全館空調】+【高気密・高断熱】≫ は
吹き抜けを設けるにあたり理想的です。そして快適なのは
吹き抜け部分だけではなく家全体になります。(シーリングファン
や床下暖房の設置も効果的ですが、今回は割愛します。)
初期費用こそかかりますが、そこまでの準備をしますと
月々の省エネ効果もあり、ランニングコストの削減となります。
それでも省エネ効果が初期費用分を補うには、平均20年以上は掛かる計算になります。
どちらにしましても、はじめの段階から計画を立てていきましょう。
