ブログ/コラム
ここにある
おしゃれな丸窓を
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

丸窓は、日本建築に限らず、世界中の建築文化に見られる
特徴的なデザイン要素です。特に、外の景色を円形に切り取ることで、
室内に独特のアクセントを加える役割を果たします。
日本では、禅宗寺院や茶室などで見られる
「悟りの窓」や「花頭窓」などが有名ですが、西洋でも古代ローマの建築や、
近代建築家によるデザインにおいても丸窓は採用されています。
【メリット】
≪視覚的アクセント≫
直線主体の住空間に丸窓を配置することで、外観や内装に柔らかい曲線が加わり、一点の美的深化を演出できます。
≪柔らかな採光とプライバシー≫
光が拡散し陰影に柔らかさが広がる一方、目隠し効果にも優れます(高所設置で外からの視線を遮る)。
≪防犯性≫
開閉できないはめ殺し仕様が多く、侵入の難易度が高いため防犯面に優れています。
【デメリット】
≪コスト負担が大きい≫
特注仕様のため、一般的な窓より7〜倍近く高額になることが多く、工期も長くなりがちです。
≪換気不可≫
開閉できないタイプが主流なので、通風は別設計の窓に頼る必要があります。
≪カーテン類の制約≫
丸形では既製のブラインド・カーテンが使えず、プライバシーや遮光にはフィルムや特注品の検討が必要です。
≪掃除が難しい≫
特に高所設置の場合、外側の清掃は専門業者対応が必要になることもあります。
【モダンな活用術】
玄関や階段ホール:訪問者の目を引く建築の象徴に。
中庭や坪庭との組合せ:季節や時間による光景を切り取る“借景”の演出に。
和室・床の間:伝統的空間に調和し、静謐な印象を強調。
異素材との融合:スチール枠やアクリル、間接照明との組み合わせ
で、和洋のニュアンスを楽しめます。
【設置時の注意点】
≪位置・高さのバランス設計を重視≫
採光・視線・家具配置などを踏まえた設計が重要です。
≪断熱・防犯性能の担保≫
防犯合わせガラス・内障子・断熱枠などを使って機能性も確保。
≪外観との調和に留意≫
和室だけに設置せず、家全体とのデザイン一体性を持たせる必要があります。
【費用の目安】
直径60〜90cm 程度の丸窓で、10~20万円前後(建具・ガラス込)。
格子や木製枠、障子付きの本格仕様だと、30万円以上になることもあります。
丸窓は、空間に独特のアクセントを加えるデザイン要素です。
設置場所や採光、メンテナンスを考慮し、適切に取り入れることで、住宅に深みと個性を与えることができます。
