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ここにある
リビング階段
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

リビング階段とは?
リビング内に階段が配置され、家族がそこを通って2階に行く間取り。自然なコミュニケーションと開放感をもたらします。
【メリット】
≪家族の会話が増える≫
必ずリビングを通過するため、顔を合わせる機会が自然と多くなる。
≪視覚的に広い空間に≫
視線が通り、吹き抜けやスケルトン階段と合わせれば、明るく開放的。
≪階段下を有効活用≫
収納・ベンチ・ワークスペースなど多目的。
【デメリットとその対策】
≪冷暖房効率の低下≫
暖気が上階へ流れやすく光熱費アップ。
⇩(対策)
高気密・断熱仕様+床暖房や全館空調を併用し、シーリングファンや扉で空気循環を制御。
≪音やニオイが伝わる≫
リビングと上階が一体化するため生活音やキッチンの匂いが広がりやすい。
⇩(対策)
防音ドア・壁材、レンジフード強化、換気計画・消臭素材など。
≪プライバシーが気になる≫
来客時や寝間着でもリビングを通る構造上の問題。
⇩(対策)
格子パネルやスリット、2WAY動線の導入で視線と動線を工夫。
≪安全上の配慮≫
転落や滑りのリスクがある。
⇩(対策)
手すりと滑り止め、子ども用ゲートの設置。
≪ホコリが溜まりやすい≫
開放的な設計ゆえ、掃除の手間が増える。
⇩(対策)
掃除頻度を上げ、掃除ロボの基地局など階段下を工夫。
【形状とバリエーション】
リビング階段は「形状(構造)」と「デザイン(外観)」の両面で多様です。
≪形状(構造)による分類≫
1. 直階段(ストレート):シンプル・コスト安、スペース必要。
2. かね折れ階段(L字): 90度折れて安全、踊り場あり。
3. 折り返し階段(U字/回り): 180度回転で安全&省スペース。
4. 回り階段:折返しより柔軟、踊り場でデザイン性UP。
5. らせん階段:省スペースでデザイン重視、昇降に注意。
6. カーブ(サーキュラー)階段:優雅で美しく、高級住宅向き。
≪デザイン(外観)タイプ≫
• 箱型階段:側板ありで音や匂いを遮断しやすい。
• スケルトン(オープン)階段: 蹴込み板がなく、光や風が通り開放的。
• ひな壇階段:ステップが階段下まで延び、収納と一体化。
• 片持ち/フローティング階段:片側支持で浮遊感あるモダンデザイン。
リビング階段は「家族のつながり」「開放感」「デザイン性」を高める一方、
空調・音・匂い・安全・プライバシー・掃除などの課題があります。
形状やデザインを選ぶ際は、暮らし方や将来の家族構成、動線や施工コストに配慮しながら、適切な対策を取り入れることが大切です。
