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板張り天井、失敗しない木選び
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

板張り天井は、自然の木目がもたらす温もりと高級感で、住宅の印象を格上げする人気の仕上げです。
クロスにはない視覚的な美しさとリラックス効果を提供しますが、
導入にはコストや設計のバランスを考慮する必要があります。
自然素材がもたらすメリットと導入前の注意点
板張り天井は、調湿、断熱、吸音効果を備え、快適な住環境を整える実用性を持っています。
光の反射が柔らかく目に優しいのも魅力です。
しかし、木材を使用するため、一般的な仕上げに比べ費用が高く、
施工に手間がかかるため工期が長くなる可能性があります。
また、木材は湿度や温度の変化で反りやひび割れのリスクがあるほか、
色が濃いと圧迫感につながることがあるため、設計段階で慎重な検討が必要です。
空間を決定づける木材の選び方
同じ板張り天井でも、使用する木材によって空間の雰囲気は大きく変わります。
レッドシダーは、薄いベージュから深い茶色までのコントラストが美しく、
間接照明と組み合わせることで高級感が際立ちます。オークやアッシュは、
はっきりとした木目が特徴的で、特にアッシュは清潔感があり北欧テイストにぴったりです。
アカシアは落ち着いた茶褐色で濃淡が見られ、成長が早いため比較的リーズナブルに高級感を演出できます。
つくりたいイメージに合わせて、木材の持つ色味や木目の表情を選ぶことが大切です。
成功に導く設置場所と設計のコツ
板張り天井は、家全体ではなく、目的の空間に限定して取り入れるのが成功の鍵です。
家族が集うリビング、リラックスしたい寝室、
そして家の顔となる玄関ホールなどがおすすめです。特に吹き抜けや勾配天井に採用すると、
木目の流れが視線を上へ導き、空間の広がりをよりダイナミックに強調できます。失敗を防ぐためには、
濃い木材を低い天井に使用するのを避け、部屋の高さと色味のバランスを確認しましょう。
また、ダウンライトや間接照明を同時に計画し、照明の陰影で木目の美しさを際立たせることが、
高級感のある空間を創り出す秘訣です。木材の伸縮リスクを抑えるためにも、
室内環境を一定に保つ高い住宅性能と組み合わせることが、長く美しさを保つ上で重要です。
