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2026.02.06
コラム

板張り天井、失敗しない木選び

板張り天井、失敗しない木選び

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

板張り天井は、自然の木目がもたらす温もりと高級感で、住宅の印象を格上げする人気の仕上げです。

クロスにはない視覚的な美しさとリラックス効果を提供しますが、

導入にはコストや設計のバランスを考慮する必要があります。

 

自然素材がもたらすメリットと導入前の注意点

 

板張り天井は、調湿、断熱、吸音効果を備え、快適な住環境を整える実用性を持っています。

光の反射が柔らかく目に優しいのも魅力です。

しかし、木材を使用するため、一般的な仕上げに比べ費用が高く、

施工に手間がかかるため工期が長くなる可能性があります。

また、木材は湿度や温度の変化で反りやひび割れのリスクがあるほか、

色が濃いと圧迫感につながることがあるため、設計段階で慎重な検討が必要です。

 

空間を決定づける木材の選び方

 

同じ板張り天井でも、使用する木材によって空間の雰囲気は大きく変わります。

レッドシダーは、薄いベージュから深い茶色までのコントラストが美しく、

間接照明と組み合わせることで高級感が際立ちます。オークやアッシュは、

はっきりとした木目が特徴的で、特にアッシュは清潔感があり北欧テイストにぴったりです。

アカシアは落ち着いた茶褐色で濃淡が見られ、成長が早いため比較的リーズナブルに高級感を演出できます。

つくりたいイメージに合わせて、木材の持つ色味や木目の表情を選ぶことが大切です。

 

成功に導く設置場所と設計のコツ

 

板張り天井は、家全体ではなく、目的の空間に限定して取り入れるのが成功の鍵です。

家族が集うリビング、リラックスしたい寝室、

そして家の顔となる玄関ホールなどがおすすめです。特に吹き抜けや勾配天井に採用すると、

木目の流れが視線を上へ導き、空間の広がりをよりダイナミックに強調できます。失敗を防ぐためには、

濃い木材を低い天井に使用するのを避け、部屋の高さと色味のバランスを確認しましょう。

また、ダウンライトや間接照明を同時に計画し、照明の陰影で木目の美しさを際立たせることが、

高級感のある空間を創り出す秘訣です。木材の伸縮リスクを抑えるためにも、

室内環境を一定に保つ高い住宅性能と組み合わせることが、長く美しさを保つ上で重要です。