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2026.05.09
コラム

「ニッチ」活用術

「ニッチ」活用術

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

 

壁を少し凹ませて作る収納や飾り棚「ニッチ」。家具を置かずにスッキリ片付く、今大人気のアイデアです。 今回は、便利な活用例と、後悔しないためのポイントをサクッと解説します!

 

【メリット】

・省スペース:家具を置かずに収納や飾り棚を確保できる。

・デザイン性:壁面のアクセントになり、部屋の雰囲気が良くなる。

・安全性:床に物を置かずに済むため、子どもがつまずく危険を減らせる。

・スッキリ感:スイッチ類などを壁の凹みに収め、出っ張りをなくせる。

 

【デメリット】

・設置の制限:家の構造に関わる壁や配線がある壁には作れない。

・コスト:補強や建材の追加により、建築費用がかかる場合がある。

・変更不可:一度作ると壁を平らに戻すなどの変更工事が難しい。

・掃除の手間:くぼみにホコリが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要。

 

【空間別】活用アイデア

≪リビング・ダイニング≫

 

リモコンニッチ

インターホンや給湯器、照明のスイッチなどを一箇所にまとめると、壁面がスッキリします。

ギャラリースペース

背面にコルクボードやマグネットがつく壁材を採用すれば、お子様の作品や家族の写真、カレンダーを穴を開けずに飾れます。

ダイニング横の収納

テーブルの高さに合わせて造作し、ティッシュなど日用品の定位置にすれば机の上が片付きます。

 

≪キッチン≫

 

スパイスラック

キッチンの壁や腰壁を利用し、調味料や調理器具を並べることで、家事効率が上がり作業スペースも広く使えます。

 

≪寝室≫

 

ベッドボード代わり

枕元に設けて、スマホやメガネの置き場所に。コンセントを付ければ充電もでき、間接照明を仕込めば就寝前の優しい明かりになります。

 

≪トイレ・洗面所≫

 

スッキリ収納

トイレットペーパーのサイズに合わせたり、洗面台横にスキンケア用品の棚を作ったりすることで、狭い空間でも広く見せることができます。

 

ニッチを計画する際のポイント

ニッチのデザイン性と使い勝手をさらに高めるためには、設計段階での工夫が大切です。

 

1.「何を置くか」用途を先に決める

まずは収納用か飾り棚かを明確にし、置きたい物のサイズ(高さや深さ)に合わせて寸法を決めましょう。

 

2.形状や素材で個性をプラス

上部をアーチ型や三角にして可愛らしさを出したり、内部にアクセントクロスやタイルを貼ることで、インテリアのワンポイントになります。ただし、多用しすぎるとまとまりがなくなるため注意が必要です。

 

3.設備(照明・コンセント・カウンター)の工夫

飾り棚なら小型のダウンライトで作品を照らしたり、スマホの充電用にコンセントを配置したりすると利便性が高まります。また、基本の奥行き(約10cm)より深いカウンター板を設けることで、少し大きめの物も置けるようになります。

 

専門家としっかり相談する

ニッチは耐震性や断熱性に関わる外周部や耐力壁には施工できません。動線や家の構造に合わせて、最適な位置を建築のプロと一緒に検討しましょう。

 住まいに遊び心と機能性を添えてくれる「ニッチ」。マイホームづくりの際は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?