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ここにある
テレワーク・家事スペース、どこに作るのが正解?
― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―
そろそろ、わたしたちの家のこと。
はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

家族の気配と集中を両立する「こもり感」の作り方
お家時間が増えた今、新築の間取りで欠かせないテーマとなった「ワークスペース」。
「個室の書斎を作るほどではないけれど、リビングのダイニングテーブルで仕事やPC作業
をするのは、毎回片付けるのが面倒だし集中できない……」と悩む方はとても多いです。
「リビングで仕事をしたい。でも、しっかり集中もしていたい」
そんな一見ワガママに思える要望を叶えるカギは、部屋の広さではなく、
あえて「視線を外す」配置と、程よい「こもり感」の設計にあります。
秘訣1:あえて壁を向く。視線を遮り「自分だけの世界」を作る配置
リビングの一角にワークスペースを作る際、
最もおすすめなのが「壁に向かって座るカウンター」の配置です。
家族がテレビを見たり寛いだりしているリビングスペースに対し、
背中を向ける(または横を向く)ようにデスクを配置します。
たったこれだけで、座った瞬間に家族の動きが目に入らなくなり、
一気に「自分だけの世界」へと切り替わります。
背中越しに家族の気配や声は優しく感じられるため、孤立感はありません。
「寂しくないけれど、しっかり集中できる」という、
リビング共有型ワークスペースの理想的な距離感が生まれます。
秘訣2:デスクの上はいつも美しく。棚の高さと「隠蔽配線」のこだわり
せっかくのリビングの特等席も、パソコンの充電器や書類、延長コードで
ゴチャゴチャしてしまっては台無しです。リビングから見えても常にスッキリ、
美しい空間を保つためには、設計段階での一工夫が必要です。
・デスクの上には「隠蔽(いんぺい)配線」を
カウンター天板に配線用の穴(配線孔)をあけたり、デスクのすぐ下にコンセントを
隠して設置します。これにより、ごちゃつきがちなケーブル類がすべて机の下に隠れ、
デスクの上をいつでもフラットで美しい状態に保てます。
・「ちょい置き」できる壁面棚
デスクの正面の壁に、奥行き15〜20cmほどの浅い棚を1〜2段設置します。
仕事用の資料やノートPCをサッと片付けられるだけでなく、お気に入りのグリーンや小物を飾れば、
リビングのインテリアとしても映えるお洒落なコーナーになります。
秘訣3:マルチに使える「家事スペース」としての顔
このスペースは、仕事のためだけのものではありません。
ちょっとした書類仕事、家計簿つけ、子供の学校のプリントチェック、時には
アイロン掛けなど、多目的に使える「お母さんの家事ステージ」としても大活躍します。キッチンの近くや、
リビングのちょっとしたデッドスペース(階段下や通路のマルチスペースなど)に配置すれば、
家事の合間にサッと座って作業ができる、暮らしの潤滑油のような場所になります。
リビングにあなただけの「秘密基地」を
これからのワークスペース選びの正解は、
「完全な個室」か「リビングのテーブル」かの2択ではありません。
リビングという家族の温かい空間の中に、そっと自分だけの「書斎」を忍ばせる。
この絶妙な「こもり感」を持った設計思想こそが、
毎日の仕事のパフォーマンスを上げ、同時に家族との暮らしの質をグッと高めてくれます。
新築の間取りを考える際は、ぜひ「視線が抜けない、おこもり空間」を
リビングの一角に見つけてみてくださいね。




