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2026.09.04
コラム

テレワーク・家事スペース、どこに作るのが正解?

テレワーク・家事スペース、どこに作るのが正解?

― TOKYOなないろ工房家づくりコラム ―

   そろそろ、わたしたちの家のこと。

はじめての家づくりをやさしくガイドする、心地よい暮らしのために。

 

 

 

家族の気配と集中を両立する「こもり感」の作り方

 

お家時間が増えた今、新築の間取りで欠かせないテーマとなった「ワークスペース」。

「個室の書斎を作るほどではないけれど、リビングのダイニングテーブルで仕事やPC作業

をするのは、毎回片付けるのが面倒だし集中できない……」と悩む方はとても多いです。

「リビングで仕事をしたい。でも、しっかり集中もしていたい」

そんな一見ワガママに思える要望を叶えるカギは、部屋の広さではなく、

あえて「視線を外す」配置と、程よい「こもり感」の設計にあります。

 

秘訣1:あえて壁を向く。視線を遮り「自分だけの世界」を作る配置

 

リビングの一角にワークスペースを作る際、

最もおすすめなのが「壁に向かって座るカウンター」の配置です。

家族がテレビを見たり寛いだりしているリビングスペースに対し、

背中を向ける(または横を向く)ようにデスクを配置します。

たったこれだけで、座った瞬間に家族の動きが目に入らなくなり、

一気に「自分だけの世界」へと切り替わります。

背中越しに家族の気配や声は優しく感じられるため、孤立感はありません。

「寂しくないけれど、しっかり集中できる」という、

リビング共有型ワークスペースの理想的な距離感が生まれます。

 

秘訣2:デスクの上はいつも美しく。棚の高さと「隠蔽配線」のこだわり

 

せっかくのリビングの特等席も、パソコンの充電器や書類、延長コードで

ゴチャゴチャしてしまっては台無しです。リビングから見えても常にスッキリ、

美しい空間を保つためには、設計段階での一工夫が必要です。

 

・デスクの上には「隠蔽(いんぺい)配線」を

 

カウンター天板に配線用の穴(配線孔)をあけたり、デスクのすぐ下にコンセントを

隠して設置します。これにより、ごちゃつきがちなケーブル類がすべて机の下に隠れ、

デスクの上をいつでもフラットで美しい状態に保てます。

 

・「ちょい置き」できる壁面棚

 

デスクの正面の壁に、奥行き15〜20cmほどの浅い棚を1〜2段設置します。

仕事用の資料やノートPCをサッと片付けられるだけでなく、お気に入りのグリーンや小物を飾れば、

リビングのインテリアとしても映えるお洒落なコーナーになります。

 

秘訣3:マルチに使える「家事スペース」としての顔

 

このスペースは、仕事のためだけのものではありません。

ちょっとした書類仕事、家計簿つけ、子供の学校のプリントチェック、時には

アイロン掛けなど、多目的に使える「お母さんの家事ステージ」としても大活躍します。キッチンの近くや、

リビングのちょっとしたデッドスペース(階段下や通路のマルチスペースなど)に配置すれば、

家事の合間にサッと座って作業ができる、暮らしの潤滑油のような場所になります。

 

リビングにあなただけの「秘密基地」を

 

これからのワークスペース選びの正解は、

「完全な個室」か「リビングのテーブル」かの2択ではありません。

リビングという家族の温かい空間の中に、そっと自分だけの「書斎」を忍ばせる。

この絶妙な「こもり感」を持った設計思想こそが、

毎日の仕事のパフォーマンスを上げ、同時に家族との暮らしの質をグッと高めてくれます。

新築の間取りを考える際は、ぜひ「視線が抜けない、おこもり空間」を

リビングの一角に見つけてみてくださいね。